-入社までの経緯を教えてください
高校卒業後は、盲導犬の訓練士になりたくて、
視覚障碍者のことも学ばなければと思い、福祉関係の大学に通いました。
当時はそこまで福祉に関心があったわけではないこともあり、
高校の時から始めた飲食店のアルバイトをきっかけに、
大学卒業後も居酒屋の会社に入り、店長としてお店に立つ日々を送りました。
26歳の時、夫と介護の会社を立ち上げるために、
介護の職業訓練校へ6か月通いました。
学校で一緒だった坂脇も誘って、訪問介護事業所を始めました。
-起業の「決め手」は何でしたか?
やはり、夫と一緒にいちから始めて、辛いことも
嬉しいことも分かち合っていきたいと思ったからです。
初めは迷いもありましたが、夫婦で会社をしている友人に
背中を押され、覚悟が決まりました。
-起業するにあたりどのような事をしましたか?
社長の親が介護事業を行っているので、
その会社で2か月ほど働かせていただきました。
そこで初めてヘルパー業務を学びました。
今まで接客業しかしたことがなく、
介護業務に対して正直やってみたいという気持ちを持ててはいませんでした。
しかし、実際に現場を見せてもらい働いてみて、
介護という業種の奥深さや尊さ、
その人の生活に入りこんでいき、人生に関わっていくということが
どういうことなのかを、肌で感じることができました。
家族以上とも思える、深くあたたかい関わりが衝撃でした。
それと同時に、この仕事に大きな意味と重要さを感じました。
何もわからない私は、とにかく一つでも多くのことを感じ
吸収しようと思っていました。
-現場に入って戸惑ったことや失敗したこと、大変だったことはありますか?
全く経験がなく、わからないところを進んでいくので、
常に新しい挑戦の連続で、見通しのない道を進んでいく日々は大変でした。
人としての常識もないし、介護のこともすべてが手探りで、
何がわからないのか、わからない状態。
恥もたくさんかきましたが、そんなこと言っていられないし必死でした。
不安な立ち振る舞いをするわけにもいかず、
とにかくひとつずつ教えてもらい、経験を重ねていくことを
地道に続けていくしかありませんでしたが、
そんなことも、いまでは貴重な勉強だったと思っています。
-どのような同僚、部下が多いですか?
明るくて元気!そして、素直でまじめです。
会社で新たに始める取り組みや決め事も、
前向きに受け止めて実践していく、
そういう姿勢の素敵なスタッフばかりです。
何事に対しても、スピード感や徹底力をもって行って頂けることに
いつも大きな感謝と、誇らしい気持ちを覚えます。
(株)仁では理念や想いを大切にしているので、
最初の面接や契約時に、
企業理念について、2~3時間かけてお話をさせて頂きます。
それで会社の理念を理解してくれた上で、
お客様に接してくれているので、働くスタッフが(株)仁の一番の強みだと、
わたしも自信をもって言うことが出来ます。
もちろん価値観が合わずやめてしまう方もいますが、
長く勤めて下さっている方ほど、会社の考え方や理念に共感してくれているので、
方向性の変更にも理解を示し、協力して一緒に進んでくれています。
-部下育成についてどうお考えですか?また、部下育成なに際して喜びと苦労を教えてください。
答えがないし難しさも感じますが、「部下」とも「育成」とも思わず、
自分が成長させてもらうチャンスだと思って、
とにかく本気でみんなと向き合っています。
一番大切なのは、信じること。お互いの信頼関係がなければ、
良い結果は生み出せませんし、絶対に前には進めません
なるべく、「どうしたらいいと思う?」と問いかけ、自分も一緒に考えるようにしています。
質を高めたり、何かを改善しようとしたとき、
現場でお客様と直接関わっているスタッフのところに答えやヒントがあります。
だから、上から考えを押し付けたり指示するだけでなく、
コミュニケーションをとりながら様々な可能性を考えることが大切ですし、
スタッフ一人ひとりが自ら考え積極性をもって行動に移せたり、
主体性や存在意義を感じていてほしいと感じます。
本当は能力を持っているのに、会社へ不信感があるなどで、
本来の力を発揮できないスタッフがいる場合、
もったいないなーって思うんですよね。
でも、スタッフが働いていく中で表情が明るくなったり、
良い意味で変わっていったり、能力を発揮してくれるのを見ると、
本来の姿が見えた気がしてとても嬉しいし、わたし自身もやりがいを感じます。
-部下と接する上で意識していることは何ですか?
一人一人のいいところ、得意なこと、強みを見い出すこと。
自分の考えだけで物事を進めず、どうしたらチームの中で力が発揮できるか考えています。
私自身も、スタッフに気づかせてもらったり、学ばせてもらうことばかりです。
色々なことが起こりますが、ひとつずつ越えるうちに、
自分がどんどん図太くなってる気がします(笑)
基本的には「どうにかなる!」精神な私なので、悩んで苦しんでいるスタッフには、
「もし失敗しても全部責任とるから、まずはチャレンジしよう!」と
伝えることはありますね。
スタッフにとって、安心して挑戦できる環境づくりを意識しています。
-お客様と接する上で意識していることは何ですか?
とにかく第一印象が一番なので、笑顔と挨拶を大事にしています。
そして、相手の立場になって感じることや、
より多くのお話を聴かせてもらうよう心掛けています。
悩んでいることや困っていること、助けてほしいこととか、
言葉だけではわからないこともちょっとした表情、
しぐさ、言い回しで感じ取るよう意識しています。
-仕事で嬉しかったことは何ですか?
(株)仁に関わる人が増えていくことが喜びです!
「ここに通ってよかった」
「スタッフの対応がよかった」
「挨拶がよかった」
「ここで働いてよかった」
など、感謝、感動の言葉をもらえるのが一番です。
お客様やスタッフにとって、なくてはならない存在になれた時が嬉しいです。
-働き始めて、私生活にも変化がありましたか?
子供を産む前は、仕事が残れば徹夜すればいい、
帰らずやればいい、日曜に来てやればいい、と思っていましたが、
子育てが始まりそれができなくなり、
自分もスタッフに対しても、ワークライフバランスを考えた生活をするようになりました。
-休日はどんな風に過ごしていますか?趣味や特技など。
休みの日はとにかく子供との時間を大切にしています。
趣味は、筋トレです!
一昨年の11月に減量をきっかけに、
流行りの糖質制限とトレーニングをして20kgのダイエットに成功しました。
そこから、100kgのバーベルが持ち上げる喜びを感じたり、
腹筋を割りたいなとか、目標が変わってきましたね。
まず朝起きたら、両手に5kgのダンベルをもちあげるんです。
それで1日のスイッチが入ります。
あと、朝晩欠かさず腹筋したり。
あとは、無心でピアノを弾くのも好きですし、
カラオケやショッピングも大好きです。
どんな時間でも楽しくしていますね。
-目標や将来の夢などはありますか?
以前は研修や教育制度のことまで、考えることも出来ていませんでした。
面接して採用して、最低限の説明だけをして、
「現場に入って見ながら覚えてね」という感じでした。
ですが、やりがいをもって長く働いてもらいたいという思いや、
スタッフ一人ひとりの成長の先に、会社の未来があると考えるようになったことから、
採用、人事、教育専門の部署をつくり、
そこで、社会人としての基本や、少しでも自信をもって業務につくためのスキルや、
理念への理解を深めるための取り組みを行う、
研修や様々な社内活動を行っていくことが今の目標です。
突き詰めていくときりがないんですが、
人数が増えていくにつれて、いろいろと思うようになりました。
ただただ作業的に仕事をするのは悲しすぎるしつまらないので、
概念や枠を超えたところで、スタッフやお客様と関わっていけたらと思います。
-株式会社仁のここがいい!というところはありますか?
やっぱり一番は、スタッフが素晴らしいことです。
仕事だから・・・という気持ちで働くのではなく、
想いがあり、志の高いスタッフがたくさんいます。
みんな本気で目の前のお客様に向き合っています。
働くスタッフの存在そのものが、株式会社仁の一番の自慢であり、財産です。
-これから入ってくる仲間にひとこと
これから入る会社は、
人生の中で多くの時間を過ごす場所だから、
生活のため、お給料だけのためではなく、
やりがいを持ったり、人として成長できたり、誇りをもって働ける会社を
選んでいただきたいと思います。
株式会社仁は、まだまだ小さな会社ですが、
だからこそ一人一人の存在が大きいですし、大切です。
株式会社仁の理念に、自分の気持ちを重ね共感して頂ける方、
ぜひ一緒に進んで行きましょう。
めちゃくちゃ楽しいですよ!!