-入社までの経緯を教えてください
今までずっと販売の仕事しかしたことがなかったのですが、
40代過ぎて、子供たちも手を離れ、友人の伝手で
養護学校のボランティアをすることになりました。
養護学校の子供たちと会うようになり、手紙をだしあったりしていく中で
福祉関係の仕事をしていきたいなと、強く思うようになりました。
いろいろ調べて、職業訓練で介護の学校に行きだしたんです。
そこで、今の専務と出会いました。
専務と私は、同じ介護学校に通っていて、
卒業した後、専務が結婚予定だときき、
夫である今の社長が、
「介護の会社を立ち上げたいので、一緒にやりませんか」と誘われたのがきっかけです。
-入社を決意した「決め手」はなんでしたか?
当時は、3人で訪問介護の事業を始めようとしていました。
会社を立ち上げるには、最低3人必要であったことから
私は、一から仕事を立ち上げるのが楽しいだろうなと思いました。
そして、専務と学校時代からすごく気が合うし、年下だけど
とってもしっかりしてまじめで頭のいい子で。
この人となら、仕事していけると確信したのが決め手です。
-現場に入って戸惑ったことや失敗したこと、大変だったことはありますか?
会社立ち上げメンバーですから、まー大変でしたね(笑)
会社の定款づくりから、対応マニュアルから、すべてをつくるのに苦労しました。
社長のご家族が留萌で介護事業をやっているので、
留萌まで行って介護事業の立ち上げについて勉強しに行ったりしました。
あとは、営業はどうやってやるんだろうとか。
最初は仕事がないので、社長と3人で
「ケアマネージャーから仕事をもらったら、全部うけようね」とか。
自分たちのチラシを作って、家の近くをポスティングしたり、
懐かしいですが、あの大変さは忘れません。
今も何かあったら思い出し、初心を忘れないようにしています。
-どのような同僚、部下が多いですか?
介護に対する想いがあるので、
その思いを分かち合えるような人たちを受け入れるようにしてきました。
今残っているスタッフは、想いが強い子が多いですね。
-会社としての想いとは具体的にどのように考えていますか?
人に対して想いやりがあり、相手の身になって考えていけるような人財作りです。
私たちが相手にしているお客様はご高齢の方が多いので、よく「ありがとう」をいってもらえます。
でも、表向きに「ありがとう」とは言ってもらえるけど、
それだけで喜んだりするのは違うと思っています。
相手が何を必要としているのか、見極めて
本当に信頼してもらえるような自分でいたいし、
みんなもそうなってほしい。
あたりまえですが、ご利用者様は自分が一番です。
そのため、訪問介護で行くスタッフも特別な想いで行きます。
私たちはやっていいこと、やらないことの線引きがあるのですが、
それを超えて、ご利用者様の気持ちに寄り添えるようなことを気付いて、
どこまで対応できるか。
それができると、ご利用者様とスタッフの信頼関係が築けていくので
そういうスタッフになってほしいと皆にも思っています。
-お客様と接する上で意識していることは何ですか?
特別な想いでその人一人をみることです。
よくこのことを、社長のお母さんが「愛」と言っていました。
最初はよくわからなかったんですが、
仕事をしながら私は、「愛」ってこういうことなんだと
気付くことができました。
「ありがとう」という言葉ではなく、想いやりなんです。
言葉ではなく、それが行動に移せるということですね。
-仕事で嬉しかったことは何ですか?
ご利用者様から信頼されることです。
自分を必要としてもらえるのは嬉しいです。
会社としては、仲間が増えていくということも嬉しいですよね。
同じ想いをもった仲間が増えていくことが本当にうれしいです。
-休日はどんなふうに過ごしていますか?
親の介護や、家庭オンリーになりました。
休みの日に、仕事を引きづることはないです。
他には友人や姉妹と温泉に行ったり、買い物に行ったりしています。
私は家族が1番、仕事が2番と思っています。
職員にも、子供や親に何かあったら
そっちを優先しているようにしてほしいと伝えています。
親の看護が忙しいのをきっかけに、
規則正しい生活、自己管理ができるようになりました。
-目標や将来の夢などはありますか?
正直、今年で55歳になるので、
自分の健康を維持して最後まで働けることが一番です。
今、児童発達支援の事業所にいるので、体力勝負です。
なので、無理しすぎないように・・・気を付けています。
-株式会社仁のここがいい!というところはありますか?
人間関係ですね。
新しく入ってきても、緊張とか気を使うとか、最初は多少あると思います。
でも、そういう緊張をできるだけ取り除くようにしているので、
上下関係なく、入ってしまったら同じ目線で働いていけます。
ここには威張る人間はいません。
同じ目線で、私も働いていますし、みんなもそう感じています。
-求職者の方(未来の仲間)に一言メッセージをお願いします。
会社の成長がこれからもどんどんあります。
開業当初からいる私は、周りにお母さんみたいと言われます。
なんでも相談できる職場ですので、
ぜひ、私たちの仲間になって、楽しく、やりがいのある
職場づくりを一緒にやっていきましょう。